経済産業省 令和4年度「伴走型小規模事業者支援推進事業」「展示会等のイベント産業高度化推進事業」採択
鯖江商工会議所は、2022年12月1日から2023年1月31日までの期間、SABAE CREATIVE COMMUNITY地階/1階(同会議所内)にて、”RESOLUTION / 解像” をテーマとしたMONOZUKURI EXPO『MADE FROM(メイドフロム)2023』を開催致します。メインイベント「SANCHI」では、1. バーチャルモール、2. デジタルツイン展示会、3. (フランス)パリ サテライト展の3つの特設展を設置します。昨年に引き続き、この展示会「MADE FROM」への、眼鏡・漆器・繊維産業を担う会員企業様40社の展示会への出展を募集しています。
イベント内容、出展(※)に関するお問合せは、下記連絡先までお願い致します。
[担当事務局]電話 : 0778-51-2801 / 担当:経営支援課 山田、田中
※出展申込期限:2022/10/3(希望多数の場合は先着順とさせていただきます。)

商工会議所が、ものづくり企業の世界への販路開拓と、データ集積と知財保護を推進
【参考:PR TIMES AOSデータ社、製造業DXサービタイゼーションコラボセミナー9/13開催より抜粋】
「鯖江モデル~自治体の商工会議所を起点とした地域のものづくりのサプライチェーンをつなぐ、新たな地域創生の形~」
鯖江商工会議所 CXO(Chief Experience Officer)/経営支援課課長 田中 英臣氏は、鯖江の商工会議所が取り組んでいる、「自治体の商工会議所を起点とした地域のものづくりのサプライチェーンをつなぐ、新たな地域創生の形」について講演されました。
鯖江商工会議所は、デザイン思考でイノベーションの創出を進めており、眼鏡の本格的なフェスティバルを開催した実績もあります。デザイン思考の取り組みを進化させ、眼鏡に加え、繊維や工芸品にまで拡大し、鯖江のクリエイティブ・コミュニティを作りました。その後新型コロナの感染が広がる中、中小企業のものづくりDXを推進するため、地下にyoutubeスタジオを開設、鯖江にいながらにして、海外に商品やサービスを提供する越境ECの仕組み「クロスボーダー鯖江」を開設しました。コロナ禍でリアルに展示会を開催できなくても、ECを活用して間接的に商品をアピールすることに挑戦しています。
さらに、ものづくり新時代の幕開けとして、眼鏡、漆器など33社を集めて、「MADE FROM」というバーチャル展示会イベントを開催。映像プロモーションも行い、鯖江のyoutubeスタジオで撮影した映像を配信、スマートグラスを活用して、XR体験ができるようにするなど、作り手の情報を簡単に発信できるシステムを作りました。
デザインやテクノロジーを組み合わせ、中小企業の販路創出の取り組みを行なうと同時に、NFT、ブロックチェーンを活用した真贋判定システムを導入し、模倣されるリスクを回避しました。

また、この販売の取り組みを通じて、消費者のニーズが、「所有」から「成果への欲求」に変化していることに気づきました。例えば、「この商品は私の体を健康にしてくれるのか?」など、自分に対する成果の欲求です。モノを所有する価値ではなく、モノの利用を通じたベネフィットで対価を得る、マネタイズ手段のイノベーションが必要です。これこそが、AOSデータの志田CTOが語っていたサービタイゼーションです。
製造業のDXには、データを集め、データを蓄積していくプラットフォームが必要です。鯖江商工会議所では、作る側、買う側のデータを集め、蓄積することを決め、各データプラットフォームの機能を比較し、「AOS IndustryDX」の導入を決定し、内部教育なども行ない、データを蓄積することにしました。